『覚悟の火種』になることしかできない

こんにちは、あもん です。

10年前、僕はボリビアのウユニ塩湖で年越しをしようとしました。

引用元:https://www.club-t.com/ct/kanko/guide/abroad/info/a_116/

引用元:https://koyamachuya.com/contents/10962/

こんなところで年が越せたら最高じゃないですか?

20歳の僕は5月くらいからSNSを中心に一緒に行く人を呼びかけ、30名ほどのLINEグループが出来上がっていました。

「こんな大人数でウユニ塩湖で年越しできるなんて最高じゃん!」

そう思っていましたが1人、また1人と行くのをやめる人が出てきて、10月の時点で半分の15名ほどに。主催としても人数を把握したかったので「本当に行く人だけグループに残ってください」と呼びかけをしたら、僕を含めて8人の方が残ってくれました。

「よし、じゃあこの8人で最高の年越しをしよう!」

そして、年越しの瞬間。地球の反対側にあるウユニ塩湖にいたのは、

僕と〝もう1人〟だけでした。

「ウユニ塩湖で年越しをしたい!」と思ってLINEグループに入ってくれた30人のうち、実際に来たのは1人だけ。

この出来事が、僕の人生の1つのターニングポイントでした。

覚悟のない甘々な想い

多くの人の心の中にあるのは

「お金は払いたくないけどやりたい!」
「傷つきたくないけど言葉がほしい!」

という、覚悟のない甘々な想いです。ノーリスクハイリターンばかりを求めています。

「人を変えること」が生業だからこそ確信しているのは、「お金を払いたくない」「傷つきたくない」「楽したい」という人たちは絶対に変われません。

覚悟がないからです。

・お金を払う
・環境を変える
・言葉で傷つく
・背水の陣を敷く

これらの行動には覚悟が伴います。だからこそ人は動けるようになるんですよね。

「やらなくてもいいこと」だと人はやりません。理由は簡単です。やらなくても別に困らないからです。逆に、人は「やらないと困ること」ならやるんですよ。

休日は昼まで寝てる人でも平日の朝だと起きれるのは、遅刻すると困るからです。普段はダイエットしないのに結婚式の前は必死にダイエットできるのは、痩せないと困るからです。

僕が普段耳が痛くなるような投稿をしているのも、コミュニティやセミナー、コンサルでお金をいただいているのも、どうやったら「覚悟の火種」になれるかを考えているからです。

「やらないと…!」そう思ってもらえるために耳が痛くなる発信をし、お金をいただいて関わっています。でも、僕ができるのはここまで。

その火種を燃え上がる炎にするのか、はたまた消してしまうのか。それを決めるのは僕ではなくあなたです。あなたが行動して覚悟を決めない限り、僕の言葉はなにも届きません。

自分を変えられるのは自分しかいないからです。

覚悟は行動にしか表れない

「本気でやります!」
「今日から変わります!」
「心に刺さりました!」
「響きました!ありがとうございます!」

自己啓発系の発信をしているので、こういう声をよくいただきます。とても嬉しいのですが、僕はこういう言葉をまったく信じていません。口ではなんとでも言えますし、口先だけなのがこの世界の99%の人たちですから。

多くの人が覚悟を決めずに変わろうとしている。これは紛れもない事実です。

舐めんなって、さすがに。

覚悟をせずに変わろうとするのであれば、変われる可能性がとても少ないという覚悟を持って動かないといけません。しかし「変われる可能性がとても少ないという覚悟」は目に見えないので、多くの人がこっちを軽視して選択してしまうんですよね。

目に見えるリスクを意識して避けて、目に見えないリスクを無意識に受け入れる。

これが人生が思うようにいかない人の特徴です。

「お金」
減る、失うリスクを避ける
使わないことで起こるリスクを受け入れる
「筋トレ」
トレーニングがめんどくさい、苦しいリスクを避ける
身体機能が落ちていくリスクを受け入れる
「ご飯」
味と量が物足りないリスクを避ける
不健康になるリスクを受け入れる

思考が浅いので、目の前のことでしか判断できないんです。

覚悟は後からしか決まらない

多くの人が覚悟を決めるタイミングを勘違いしています。

❌ 覚悟を決めてから動く
⭕️ 動いてから覚悟が決まる

先に行動で、その後に覚悟なんです。そして、覚悟は「決める」のではなくほとんどの場合は「決まる」んですよね。

多くの人が動けない理由の1つはこれで、覚悟を決めてから動こうとするからいつまで経っても覚悟が決まらず動けないんです。

そうではなく、覚悟を決めるためにも先に行動をするんです。海外を旅する覚悟を決めてから準備をするのではなく、先に航空券を買って行かざるを得ない状況をつくるんです。そうすれば勝手に覚悟は決まります。

冒頭でほとんどの人がウユニ塩湖にこなかった話を書きましたが、彼らは覚悟が決まるための行動を取らなかったから実行できなかったんですよ。

その証拠に、次の年は旅団体をつくって参加費をいただいてバリ島での年越しを企画しました。

8人の子が申し込んでくれて、誰1人欠けることなく全員で年越しができました。

お金をもらわずに集めた人で実行したのは30人中1人。
お金をもらって集めた人で実行したのは8人中8人。

全員参加した理由は簡単です。参加費を払ったからです。すでにお金をかけたからこそ「行く」ということを決めて、ただそれを実行しただけです。

逆にウユニ塩湖はお金をもらわなかったかこそ、「今回はいいや」「いずれ行こう」という風に、「やらなくても困らない」から抜け出せさせられなかったんです。

だからこそ、僕は10年前から「無料で何かをする」ということをなるべくしないようにしました。

「お金をもらわないことが1番相手のためにならない」ということをこの件で学びました。

しっかりとお金をいただくから、自分も相手も覚悟が決まり、行動が伴って変わっていける。

「やらなくても困らないこと」を「やらないと困ること」に変えるからこそ、人は覚悟が決まります。

もしも自分を変えたい、人生を変えたいと思っているのであれば、自らリスクを負って「やらないと困ること」に変えてください。そうすれば変われる確率が一気に上がりますから。

 ブログの執筆者

藤﨑勇祐(あもん)

「人を変えること」を生業にSNSで情報発信をしたり、コミュニティを運営して、理想の自分になれるお手伝いをしています。

インドネシア🇮🇩のバリ島に家族と一緒に住んでいます。

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