あなたのは負荷か、ストレスか

こんにちは、あもん です。

「負荷」と「ストレス」の違いってみなさんは知っていますか?

ストレス(stress)
① 《生体にひずみの生じた状態の意》寒冷・外傷・精神的ショックなどによって起こる精神的緊張や生体内の非特異的な防衛反応。また、その要因となる刺激や状況。
② 語勢。強さのアクセント。

ふ‐か【負荷】
①荷をかつぐこと。負担。
②責任や任務を負うこと。また、責任や任務を負わせること。また、その責任や任務。

–コトバンク

どちらも負担という意味では同じなんですが、分かりやすく言えば

ネガティブな負担 = ストレス
ポジティブな負担 = 負荷

というイメージです。

ストレスをかけすぎると心が病み、体が不調を起こし、精神障害になり、最悪の場合は自殺に追い込まれます。昨今は芸能人が自分で命を絶つケースが増えてしまっていますが、これもストレスをかけすぎてしまった結果です。

逆に負荷も必要以上にかけすぎたら潰れてしまいますし、負荷をかけなかったら成長しなくなるのではなく、もっと衰えていきます。

大切なのは、心にも体にも適切に負荷をかけることです。そしてもっと細かく説明すると

【 いつ、どんな負荷を、どれくらいかけるか 】

というのが大切なんですよね。

適切な負荷を理解すること

負荷に関しては、人それぞれ適切な量が異なります。筋トレが一番分かりやすいんですが、ゴリマッチョは100kgの負荷を10回以上かけることができますよね。

でもガリガリさんは30kgを3回しかかけることができない。

ガリガリさんに100kgの負荷をかけたら一発で死にますし、ゴリマッチョに30kgを3回かけたら逆に死にます。足りなさすぎて不完全燃焼で発狂します笑

僕で言えば、今現在だと恐らく60kgを10回くらいがMAX。それ以上かけたら潰れますし、40kgだと物足りません。

大切なのは、自分にどれくらいの負荷をかければいいかを理解することと、どんな負荷をかければいいかを理解することです。メンタルが弱まっているときに精神的な負荷をかけすぎると潰れます。そんなときは運動をして、体に負荷をかける必要がある。

【 負荷の取説 】

を手に入れることが大切なんです。

そして、負荷の取説に関してみなさんが持っておくべきものは2つ。

①自分の負荷の取説
②人間の負荷の取説

この2つです。

人間には人間の共通部分があります。これを理解していないと、自分には合っていても体にあっていなくて知らぬ間に体を壊してしまいます。

「自分はラーメンが好きだからラーメンを毎日食べる!」

これは自分の取説的には正しいですが、人間の取説的にはアウト。どんどん体がやられていきます。

人間の取説を理解した上で、そこに則った自分の取説を見つけることが大切です。

そして、負荷に関して良くないのは

①1ヶ所に負荷をかけすぎること
②慢性的な負荷をかけ続けること

この2つです。

みなさんは「五点着地」を知っていますか?

高いところから着地をするとき、転がるように着地することで負荷を体全体に分散する着地方法で、自衛隊の訓練項目にも入っています。

3m下に着地するとき、仮に足をまっすぐ伸ばして着地したらヒザが壊れますよね。

なので、みなさんは膝を曲げて着地するはずです。そうすると足全体+腰に負荷を分散させることができますよね。

これを五点着地に変えると、そこに上半身(肩や腕、背中など)が加わって、体全体に負荷を分散させることができます。

ヒザに100%のダメージだったのが、足、ヒザ、モモ、腰、背中、肩、腕、首に12.5%ずつ負荷が分散される。だからどこもダメージがほとんどない状態で着地ができる、という仕組みです。

僕は「相互責任論」という持論を持っているんですが、これもまさしく「負荷の分散」です。

すべてを自分事に考えすぎると精神が病みます。だからこそ「相手も悪いよね」と負荷を分散させて、メンタルを保つんです。(相互責任論については後日記事にしますね)

自分を褒めることだって、負荷を軽くするための方法ですからね。

次は「慢性的な負荷をかけ続けないこと」

これ、簡単に言えば『日頃の小さな身口意の不一致』のことです。

「 身口意 」
身 やってること
口 言ってること
意 思ってること

身口意の不一致とは、たとえば嫌な職場で働き続けるとか、家族からの仕打ちに我慢してるとか、やりたくないのにやっているとか、そういった毎日少しずつかかってくるストレスのことです。

これは非常に厄介で、大きくないからダメージが蓄積されていることに気づけないんですよね。

なので「まだ耐えれる、まだ耐えれる…」と思って、気づいた頃には大爆発してしまうんですよ。

「一発の大きなストレス」に関しては、どうしても避けられないことがあります。(家族の死とか、大ケガとか、天災とか)

それらは防ぎようがないので、これからの人生でもどこかで出てくるでしょう。そういった致し方ないストレスに関しては、少しずつ回復していけばいいだけ。間違いなくストレスがかかってることには気づけますから。

負担を客観的に捉える癖

『適切な負荷をかけられること』が人生で大切な状態です。

適切な負荷をかけるためには、今自分にかかってる負担を可視化して、

①負荷か
②ストレスか

❶必要な負荷か
❷不必要な負荷か

⑴かけすぎていないか
⑵かけなさすぎていないか

という6つを確認することです。

①なら続けるべきですし、②なら辞めるか変えるかをすべき。なので、まずは自分の負担を客観的に捉える癖をつけなければいけません。

1つ分かりやすい例を挙げると、「日常生活に支障をきたしている状態」はストレスをかけすぎている状態であり、赤信号手前です。

起きれない、寝れない、勝手に涙が出る、食欲がない、食べすぎるなど、こういった状態の人はすぐにストレスの原因から離れなければいけません。

あとは、第三者の意見を聞く癖をつけることも大切です。自分のことは自分がわかっている、なんて嘘ですから。あくまでも「自分が知っている自分」が多いだけで、その認知が歪んでいることはたくさんあります。

しかも厄介なのが、歪んでいることに自分では気づけないんですよね。たとえ気づいていたとしてもやめられないことが多い。

だからこそ、第三者から冷静な指摘をもらう癖をつけて、客観的に自分を知る機会をつくることが大切です。

第三者選びも大切で、
①冷静に分析できる人
②耳が痛いことを言ってくれる人
③尊敬できる人

の話を聞きましょう。安易に家族に聞くと破滅の道を勧められることも多いですから。

 ブログの執筆者

藤﨑勇祐(あもん)

「人を変えること」を生業にSNSで情報発信をしたり、コミュニティを運営して、理想の自分になれるお手伝いをしています。

インドネシア🇮🇩のバリ島に家族と一緒に住んでいます。

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