インプットでアウトプットは鍛えられない

こんにちは、あもんです。

世の中のほとんどの人はインプットもしません。少し意識が高くなるとインプットをしますが、アウトプットはしません。

体感的に、世の中の1%程度の人しか世の中に向けて情報を発信していないのではないでしょうか。

それくらい日本人はインプットもしなければアウトプットもしません。

僕はもう12年近く情報発信をしているので、SNSではよく「アウトプットしましょう」と言っています。

コミュニティメンバーにもよく言っていて、最近は半ば無理やりThreadsのアカウントを作らせて発信してもらってます笑

ただ発信をし始めると、思った以上に早くつまずきます。

「ネタが思いつきません」
「書き方が分かりません」
「知ってる情報がありません

でもこれって実は、ライティングの知識がないとか発信したい情報を持っていないってわけじゃないんですよね。

そもそも根本的な間違いがあるんです。

入力と出力の能力の違い

インプット(入力)
アウトプット(出力)

この2つって使う能力が違うんですよね。

インプットは「頭の中に入れる能力」であり、アウトプットは「頭の中から出す能力」です。

どれだけ頭の中に入れる能力が高かろうと、それを外に出す能力が低ければ出せないんですよ。

分かりやすいのが学校のテストです。たくさん勉強したのに点が伸びない子っているじゃないですか。この子は入れる能力はあるんです。でも出す能力が低いから、肝心なときに思い出せなくてテストの点に繋がらないんです。

3年前に免許合宿に行ったときに同期が12人くらいいたんですが、僕は「毎回小テストを15分以内に1番に終わらせて毎回必ず合格する人」として知られてしました。仮免学科試験は100点満点で合格。卒業試験も本試験も1発合格です。

なんですが、僕は「最も教科書を読まない同期」でもありました。

教科書を読んでいないのに、なぜ僕は全テストを合格したのか。それはこのインプットとアウトプットの能力の違いを理解していたからです。

僕が免許合宿中にやったことは、「問題を3,000問解くこと」です。初日からとにかく解いて解いて解きまくりました。教科書を読む暇があったらスマホで問題を解いていました。

最初は間違いだらけです。大体40~60点くらいしか取れません。でもそんだけ解いていると同じ問題が何回も出てきますから、自然と回答を覚えていくんですよね。2,000問くらいやってたら、もうほぼ必ず90点以上を取れるようになりました。しかも問題を覚えているので、「これが出たらこれ」みたいに機械的に回答できるほどです。

ただ、やっぱり苦手問題は何度も間違えてしまいます。僕の場合は「路面電車における交通ルール」が苦手でしたが、その部分は教科書を読んでインプットを強化しました。

こうして「とにかく頭の中から情報を出しまくる」ことで、インプットしながらアウトプット力を鍛えたんです。

ほとんどの人、特に日本人は「頭の中から出す能力」がとても低いです。なぜなら、意見を出すことを避けているから。

失敗したくない…」
「批判される…」
「完璧じゃない
…」

こういう理由から「出さずに済む方法」に頼ってなんとか今まで生きてきた人が多いので、出す能力は磨かれるどころかどんどん錆びていきます。

そうすると、いざ情報を発信してみようと始めると上手く言葉に出せない、文章が書けない、という事態に陥ります。先述した「ネタが思いつかない」とかですね。

実は「ネタが思いつかない」ってのは間違いで、頭の中にネタはあるんです。でもそれを引き出せなくて、その結果「ネタが思いつかない」という風に誤認しているんですよね。

❌ 頭の中にない → ネタが思いつかない
 →インプットが足りないパターン
⭕️ 頭の中にはある → ネタが思いつかない
 →アウトプット力が低いパターン

「情報発信しよう!」という人のほとんどのは後者です。そもそもインプットしてなかった発信しようもクソもありませんから。

今までアウトプットをしてこなかった結果「頭の中から出す能力」が不足していて、その結果、頭の中にある情報を上手にまとめられず言葉に出せない。これが情報発信における「ネタが思いつかない」という現象です。

アウトプットで鍛えるしかない

悲しい事実ですが、アウトプット力はアウトプットでしか鍛えられません。どれだけインプットしようが、結局は「自分の頭の中から情報を引き出すこと」でその能力はついてきます。

当然です。アウトプットは才能ではなくスキルですから。サッカーの本を読んだからといってサッカーが上手くならないのと一緒です。その練習をしまくらないと上手くはならないんです。

僕もこの12年間で何百万文字と文章を書いてきましたし、セミナーは100回を超え、コンサルは1,000回を超えました。とにかく書いて喋りまくりました。

それだけやれば誰でも言語化は上手くなります。特別なことはしていません。ただひたすら練習をしただけです。10年前の文章とか見てみると下手すぎてゾッとしますよ笑

形にならなくてもいいから、下手でもいいから、とにかく頭の中から出すんです。「ネタが思いつかない」で止めてはいけません。いいから出すんです。出してみるんです。

出してみたアウトプットを客観的に見てみると何がよくて何がダメなのかが分かりますし、「改めて今出したらどう書くか?」で引き出し方を変えることもできます。

初めの方の「ダサくて大して役に立たないアウトプット」を恐れてしまうと、そこでアウトプットを止めてしまいます。でも今第一線で活躍してる人だって、最初はみんなダサくて大して役に立たないアウトプットを公共の場に垂れ流していたんですよ。それらを数百万文字吐き出したからこそ、みんな今活躍できているです。

アウトプットで必要なのは情報力よりも勇気です。

情報力なんて後からいくらでもつけられますが、勇気がないとアウトプットはできません。

勇気を出してアウトプットをしまくる。そうすればどんどん人のお役に立てる文章を書けるようになり、それが価値ある文章として読んでもらえるようになり、ひいては誰かの人生を変えられる文章に成長していきます。

なので最初は怖いと思いますが、駄文でもいいのでとにかく「頭の中から出す作業」を繰り返してください。駄文なんて未来で笑い話にできますから。

最後に、アウトプット力を高めるコツを少しだけお話しすると、

①とにかく「なぜ?」を問いまくる
疑問を持たずに生きていると出せるものがないので、出そうにも出せません。自分の分野以外でもいろんな物事に対して「なぜ?」と疑問を持ち、自分なりの回答を出してください。それも立派なアウトプットです。

②感想ではなく意見を述べる
感想は感想でしかないので、正解はありません。正解がなければ他人から何も言われません。賛成反対の意見をいただくためにも、自分という人間の意見を世の中に出しましょう。

③仮説を立てて検証する
仮説をアウトプットして、検証してまたアウトプットする。1つの仮説検証で2つのアウトプットができますし、誰かのお役に立てる可能性も高まります。しかも仮説なので、間違っていても別に問題ありません。仮説ですから。

④人からフィードバックをもらう
フィードバックを恐れて日記に書く人がいますが、ダメです。人の目に触れるところでアウトプットしてください。フィードバックされるから改善できるんです。価値ある文章を書きたいなら、積極的に人に見せてフィードバックをもらってください。

この4つを意識して、今日もたくさんアウトプットしていってください。今の自分のアウトプットに価値なんて求めすぎなくていいです。未来でいいアウトプットができるようになるためにも、今はとにかくたくさんアウトプットしましょう。

 ブログの執筆者

藤﨑勇祐(あもん)

「人を変えること」を生業にSNSで情報発信をしたり、コミュニティを運営して、理想の自分になれるお手伝いをしています。

インドネシア🇮🇩のバリ島に家族と一緒に住んでいます。

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