体験を甘く見過ぎている現代人

こんにちは、あもん です。

これからの時代はどんどん体験格差が生まれていきます。

・体験した幅
・体験した深さ
・体験した量

これらの格差が今後どんどん広がっていくんですが、なぜ体験格差が生まれるのかというと理由は3つあります。

POINT①貧富の差が広がり、物理的に格差が生まれる
②テクノロジーの発達で体験しなくてもよくなる
③体験する手間暇をかけられなくなってくる

順に説明していきます。

①貧富の差が広がり、物理的に格差が生まれる

これからの時代は貧富の差がどんどん広がっていきます。上がらない賃金に物価高、情報格差も広がっていき、上手に生きられる少数の人が富を得て上手に生きられない大多数の人が富を得られなくなっていきます。

富を得られない、でも労働収入しか知らない。

こういう人たちはたくさん働くしかないので、徐々に時間もエネルギーも失っていきます。そうすると、体験に時間とお金とエネルギーをかける余裕がなくなっていきます。

逆に富を持っている人は、その富を使って新たな富と時間を得ます。そしてその得た富とお金で体験しまくります。

こうして貧富の差によって体験格差が広がっていく、というのが1つ目です。

②テクノロジーの発達で体験しなくてもよくなる

テクノロジーは人を楽にするために存在しています。

楽にする、つまり

・考えなくてもいい
・動かなくてもいい

ということがどんどん進んでいくわけですね。

「パスポートを作ったことがない。韓国行くなら新大久保でよくね?って思うし、ハワイ行くな沖縄でよくね?って思う。」

海外旅行にあおちゃんぺ「韓国いくなら新大久保」

こういう風に、実際の体験をしなくても疑似体験が出来てしまうんですよね。

実際の体験は時間もお金もかかる。でも疑似体験なら時間もお金もかからない。となると、当然人は楽な疑似体験に流れていきます。

でも、世の中には実際に体験する人がいます。体験の価値を知っている人たちがいます。こういう人たちはこれからもたくさん体験し続けますが、多くの人は疑似体験に甘んじていきます。

こうして体験者と疑似体験者の中に大きな体験格差が生まれていきます。

③体験する手間暇をかけられなくなってくる

先ほど「テクノロジーは人を楽にさせるためにある」と書きましたが、人は楽に慣れると手間暇をかけられなくなっていきます。

そうやって「楽に飼い慣らされる」という人が増えていった結果、手間暇がかかる実際の体験ができなくなっていく人が増えていきます。

これは仕事をすぐ辞めていく人が増えた理由とも一致します。

以前なら手間暇をかけられたけど今の人たちは楽に飼い慣らさられているので、「手間暇をかける」ということを極端に嫌います。

その結果、「やりたくないことはやりたくない」「手間暇はかけたくない」という怠惰な人間がどんどんできあがっていくんです。

以上3つの理由で、これからの時代では体験格差がどんどん広がっていきます。

現代人はみんな〝実感不足〟

ここからが問題なんですが、体験において最も重要なのは【 実感 】です。

「実感」・・・実際に感じること

実際に感じるというのは「頭ではなく心で感じる」ということです。頭は思考するだけで感じはしませんから。心が実感するからこそ、自分はどうしたいのか、どうしたくないのかが分かっていくんですよ。

逆に言えば、

実感がないと、自分の心の声が聞こえなくなります。

心の声が聞こえなくなると、ずっと頭の声で生きていかなければならなくなります。

「どんな仕事をしたいか?」ではなく「どんな条件がいいか?」
「何が楽しそうか?」ではなく「何が楽そうか?」

頭の声と心の声は結構ズレているので、「しっかりと考えて生きているはずなのに満たされない…」という幸せになれない人生を歩むことになってしまいます。

幸せは頭で理解するものではなく、心で感じるものです。そして、心の声を聞くためには〝実感〟が必要で、実感を得るためには〝体験〟が必要なんです。

我が家は今インドネシアのバリ島に住んでいますが、実は令和4年における日本人のパスポート保有率は約17.8%です。これは5,6人に1人しかパスポートを持っていない、ということになります。

つまり、海外に行くだけでも「日本人の5人に1人の体験」を得られるんですよね。そして、「海外を旅する」という体験の圧倒的貴重さ。この体験によって得られるものは国内旅行の倍以上あります。

POINT【体験が人生の方向性を決める】

だからこそ体験はたくさんするべきなんですよね。どんな体験でもいいです。その体験から学べることを抽出して生かせばいいだけなので。

体験をしないと何も抽出できません。何も生かせません。

【 体験が少ない人の、人としての圧倒的薄さ 】

これ、年々強く感じています。悲しいかな、「この人なんもねえな…」と思う人が年齢に関係なくどんどん見られるようになってきました。

なににもない人からはなにも掘り下げられないですし、経験していないので活かすこともできません。

つまり、この人たちは「何もできない」んです。だって空っぽなんですから。

そうなりたくないのであれば、とにかくたくさん経験をしましょう。心の声に耳を傾けて、それをすぐにやってください。その経験によって得た実感をもとに、心に沿った人生の方向性を決めていってください。

僕の体感的に、実感不足のダメージを自覚できるのは30代後半からです。それまではなんとなく生きてきても大丈夫ですが、30代後半からダメージを徐々に実感し始めます。

若い人はさっさと、30代後半以上の人もさっさと。すぐにいろんなことを体験して実感してください。

 ブログの執筆者

藤﨑勇祐(あもん)

「人を変えること」を生業にSNSで情報発信をしたり、コミュニティを運営して、理想の自分になれるお手伝いをしています。

インドネシア🇮🇩のバリ島に家族と一緒に住んでいます。

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