蓬の生き方

こんにちは、あもん です。

以前、親育てコミュニティのメンバーがグループでこんなことを書いていました。

僕自身もこのコミュニティに入ってなかったら、子どものことについて考える機会はなかったんじゃないかなって思います🤔

けど、参加してみてお子さんのいる方からお話聞いたりするようになってから、子どもへの目の向け方も変わってきました。

自分自身、子どもの接し方とかコミュニケーションの取り方、未だ手探りですが、積極的に接していきます✊🏻

ー Yさん

少子化は問題になっていますが、
まず子供と親が肩身が狭くなってしまってる現状が問題ですよね。

なんで、ツイートした〇〇さんが謝らないといけないんでしょう。
なんで、こんな不寛容な人が多いんでしょう。

あもんさんがツイートを引用してくださったからこのような現状を知ることができましたが、
もっと世の中で取り上げるべき問題じゃないのかなと思いました。

Yくんが言ってるように、
私も親育てに入ってなかったらこんなふうに考えることはなかったんだろうな〜等思うと少し怖くなりました。

ー Kさん

この2人はまだ子どもがいません。

なんならYくんに至っては、結婚もしていなければ恋人もいません。

しかし、「よい大人になりたい。よい親になりたい。」という想いを持って、日々参加してくれています。

今までは子どものことについて考えることがあまりなかったけど、親育てコミュニティに入って他の参加者の子どもへの意識や行動を見て、自分の行動を顧みた。その結果の感想ですね。

このように、人は想像以上に環境の影響を受けています。

なぜならYくん、子ども関連の仕事もしていないし、まだ恋人もいません。その段階で「自分が親だったらどんな意識でどうやって子どもと関わろうか…」って考えているんですよ?

普通ならそんな未確定の未来について考えませんよね。

環境に関係することわざ
【 麻の中の蓬 】
(あさのなかのよもぎ)

という言葉があります。「麻中之蓬(まちゅうのよもぎ)」とも言いますが、これは

【良い環境や人に囲まれていると、影響を受けて自分も良くなる】

という意味の言葉です。

蓬は曲がりくねって成長する特性があるんですが、一方麻はまっすぐ育ちます。

曲がりくねって成長するような蓬でも、朝の中ではまっすぐ育つ、という例えです。


(例文)

・不良だった息子が、良い友達と出会ったおかげで麻の中の蓬のように更生しました。

・麻の中の蓬のように、子どものためにも育つ環境は整えたい。

・朱に交われば赤くなる
・水は方円の器に随う
・藪の中の荊
・虱は頭に処りて黒し
・墨に染まれば黒くなる

「環境で人は変わる」ということわざにはこういった類義語があります。「藪の中の荊」は「麻の中の蓬」の対義語で、「周囲の環境などが悪いと、自分も悪くなること」を意味しています。

【 蓬が蓬の中で「まっすぐに育ちたい!」と思ったところで、絶対に曲がるんです。】

「ん?蓬が蓬の中で?それって藪の中の荊ってことじゃないの?」と思った方がいたかもしれませんが、全然違います。

もうちょっと詳しく書きますね。

あなたは〝蓬〟でしょ?

「藪の中の荊」

これは先ほど書いたように、「周囲の環境などが悪いと自分も悪くなること」を意味しています。

しかし、僕が書いたのは

【 〝蓬〟が〝蓬〟の中で 】

です。なんとなく分かりましたか?

普通はまっすぐに伸びて育つ麻でさえ、曲がって伸びる蓬の中では曲がって育つ。であれば、元々曲がって伸びる蓬が蓬の中で育つ中でまっすぐ育つことなんて、万に一つもない。

こういう意味です。

私は〝あなたは蓬でしょ?〟と言っているわけです。

僕含め、ほとんどの人は自分のことを蓬だと思っておいた方がいいです。

・自分本位で
・面倒くさがりで
・努力を怠ってきた

大抵の人はこうですよね。

だってもしもあなたが麻ならば、現実に結果として現れているはずですからね。

でも現実として、世の中のほとんどの人は理想の結果を手にしていませんし、そもそも天才的なセンスを持っているわけでもありません。

つまり、あなたは麻ではなく蓬なんです。

間違っても蓬が「自分は蓬の中でもまっすぐ育てる!」なんて傲慢に考えてはいけないわけです。

【蓬は大人しく、麻の中に全力で飛び込んでください。】

賢い人と愚かな人ではエネルギーの使い方が違います。

同じような話をドラゴン桜でも書いてありました。

【『ドラゴン桜』で東大生も納得した「面倒くさがりなのに、優秀な人の特徴」】

POINT愚かな人は「蓬の中でまっすぐ育とうとすること」にエネルギーを使い、
賢い人は「麻を探してそこに飛び込むこと」にエネルギーを使おうとします。

・蓬の中でまっすぐ育とうとすること
・麻を探してそこに飛び込むこと

このどっちを面倒くさいと思うかで、その人の未来が決まります。

ちなみに、ほとんどの人は後者を面倒くさがります。

その理由は簡単で、前者は〝後で〟面倒くさくて、後者は〝今が〟面倒くさいからです。

つまり、ほとんどの人は現実逃避して問題を先送りにしたいんですよね。で、後でまた後悔するわけです。

夏休みの宿題を最後の数日で苦しみながら終わらせた過去、ありませんか?

あもんはありますよ。6年間ずっとですw

これも面倒くささを今終わらせるか、それとも後に回すかの選択の結果ですよね。

「蓬の中でまっすぐ育とうとすること」に必要なのは自己管理能力で、「麻を探してそこに飛び込むこと」に必要なのは勇気です。

凡人は勇気を出すことから逃げて自己管理能力に賭けるわけですが、ことわざ通りには上手くいかず、結局は曲がってしまうんです。

だからこそ、「麻を探してそこに飛び込むこと」を選択すべきなんです。そっちの方が明らかに面倒くさくなく、かつ結果も出せますから。

POINT環境を変えるためにエネルギー(時間、お金、思考、行動)を使う。

ぜひ意識してみてください。

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 ブログの執筆者

藤﨑勇祐(あもん)

「人を変えること」を生業にSNSで情報発信をしたり、コミュニティを運営して、理想の自分になれるお手伝いをしています。

インドネシア🇮🇩のバリ島に家族と一緒に住んでいます。

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